minonekosannのブログ

ミノネコの読書感想記録

読書感想:ナイチンゲールの沈黙

 

ジェネラルルージュの凱旋を読む前に順番を守って読もうと思ったので読みましたが・・・。

どうも感情移入できない。

ドラマチックな出演作りましたよ!!小説ですからこのくらいの勢いでどんどんいろんなことが起こってオッケーなんですよ!!

と言わんばかりの過剰演出。

強引なワンマン社長が社員の気持ちなんてガン無視しで無茶苦茶な経営を推し進めていく感じのノリで展開していき、最後のオチは「え?・・・結局これだけですか?」と言う感じのひねりのなさ。

前作が面白かっただけに悲しくなりました。

ファンタジー要素を取り入れた医療ミステリーのつもりかもしれませんが、

どちらも中途半端な感じに仕上がってました。

悲しい・・・。

ナイチンゲールの沈黙 上・下巻セット (宝島社文庫)

ナイチンゲールの沈黙 上・下巻セット (宝島社文庫)

 

 

 2018.9月後半 ☆

読書感想:精霊の守り人

古本屋の100円コーナーで見かけてつい購入

実家にハードカバーがあるのだが、読みたくなったので仕方ない。

何度も再読しているが、いつ読んでも極上のファンタジー作品である。

初めて読んだ時は、バルサよりもチャグムの年齢に近かった。

あの頃は30歳の女用心棒が主役であることをとても新鮮な気持ちで読んでいた。

児童書の主人公としては結構年配だと思ったからだ。でもその年配のおばちゃんがめっぽう強くてめちゃめちゃカッコイイときた!!こんなおばちゃんに私もなりたいと思うとともに、自分と年齢の近いチャグムが自分の運命を自分で選べないことがとても悲しかった。この子はこの先どうなっていくのだろう?

宮でずっと生活していれば知らずにすんだ外の暮らしを知ってしまった。知ってしまったが為にこれからの宮での生活がつらいものとなるのではないか?

バルサとはまた会えるのだろうか・・・?

そんなことを考えながら、続巻が発売されて図書館に並ぶのを首を長くして待っていた記憶がある。

精霊の守り人 (新潮文庫)

精霊の守り人 (新潮文庫)

 

今は、バルサよりも年上になってしまった。

この年になって読むとやはり読む視点は変わってくる。

チャグムの視点よりも、バルサの視点に近いところで感情移入してしまう。

バルサの強さも、ただ強いだけではなく人間らしい弱さやチャグムへの母性に似た感情も・・・そしてタンダへの思いも。

1人の女性としてのバルサを、今回の再読では感じることが出来たと思う。

 

ほんと、いつ読んでも極上のファンタジー

 

ただ一つ難点があるとすれば、中毒性かな。

引き込まれ過ぎてなかなか出てこれない。特に妄想女には一度どっぷりつかると

這い出てくるのが困難な沼かもしれない。

2018.10.7 再読 ☆☆☆☆☆

 

読書感想:寿命図鑑

命あるものいずれ皆死ぬ

 

死んだ後どうなるかは知りませんが、死があるからこそ今を大切に生きようとするのではないか?

 

ならば死はとても大切な意味のあることだと思う。

 

寿命はそれぞれ異なるけれどみんな大切な命。

 

これは。命の大切さについて考える機会をくれる本。

 

☆☆☆☆・・・ずっと大事にしたい本(ただし、デカくてちょっと重い)

寿命図鑑 生き物から宇宙まで万物の寿命をあつめた図鑑

寿命図鑑 生き物から宇宙まで万物の寿命をあつめた図鑑

 

物の寿命や時代ごとの人の寿命なども書いてある。そこがまた好き。

 

2018.9月に読んだ本。本棚に置くと存在感がある。

 

読書感想:新釈 走れメロス

一言で言うと阿呆の話。

今読み終わったのは「走れメロス」と「山月記

 

どちらも究極の阿呆が主人公で、究極に阿呆な行動をするだけの話。それだけの話なんだが

いやはや…

 

ほんとにすごい話である。

よくこれだけ阿呆らしい話を素晴らしい表現力で書きあげてしまわれることか…‼︎ バカバカしさも極めれば極上の娯楽品に成り得ることを証明してくれる作品である。

 

あ…オリジナルは教科書とかに載ってる有名な話。「走れメロス」と「山月記」だけは、かろうじてどんな内容の話だったのかをなんとなく覚えていたので先にこの2話を読んだ。

 

私の頭の中で「走れメロス」と「山月記」は上書き保存されてしまった。

 

なんだかとてもまずい状況な気がするが、まあいいかぁ…今京都に住んでるし。

 

ミノネコ評価・・・☆☆☆☆☆(阿呆がの力は絶大。阿呆万歳)

2018.10.01

新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫)
 

 

続きを読むともっと阿呆の絶大なる力に圧倒されそうだ。てか後の3話はオリジナル忘れた。

読書感想:えげつない生き物図鑑

私が小学生の頃、青いセロハンをお尻にペタっと貼り付けてギョウ虫がいるかどうかを調べる検査があったのだが、今はこの検査も行ってはいないのだろう。

ギョウ虫や回虫の話を学校の先生から聞かされた日の夜には、自分の体の中を縦横無尽に動き回る虫たちを妄想して怖くて眠れなくなった記憶があるが、そんな怖い妄想も昭和の小学生ならではの思い出話なんだろうか…

 

そんな寄生虫ばかり紹介されてる本。

写真が載ってたら気持ち悪いことこの上ない本に仕上がってるはずだが、写真は使われておらず、可愛いイラストが使用されているのでわりと読みやすかった。

えげつないいきもの図鑑 恐ろしくもおもしろい寄生生物60

えげつないいきもの図鑑 恐ろしくもおもしろい寄生生物60

 

 

☆☆☆☆

面白いけどやっぱり怖い。

でも寄生しないと生きられないって大変だなぁとも思った。

読書感想:ジェネラル・ルージュの凱旋

救命救急センターとはそもそもなんなんだろう?

よくドラマやテレビドキュメンタリーで見かけることはあっても、きちんと調べてみたことはない。

『救急車で運ばれて到着する病院』と考えていいのだろうか?

以前私も救急車に乗ったことがあるが、あの時行った病院は救命救急センターなのか?

いや・・・どうなんだろう。

『こちらでは詳しい検査等は出来ませんので、明日外来を改めて受診してください』

って言われて、次の日外来受診したら急性虫垂炎でそのまま入院になったよなぁ・・・。

 

ジェネラル・ルージュの凱旋(映画や小説にもなってるけど、その原作)

 

主役は救命救急センターのセンター長。自身と部下の寿命を削りながら患者の命を救うことに全力投球している人。この小説からの情報では救命救急センターは超ブラック。実際の救命救急センターの実状もこうなんだろうか?

 

そういえばセンター長はやたらモテてた。仕事の出来るワンマン男はなぜモテるのか?一緒に暮らすとなると、家事を全くしない『ダメ男』間違いなしの様な気がするのだが

あ、収入が充分にあるから問題ないか。

 

ミノネコ評価:☆☆☆☆(何だかんだいいつつ一気読みしました。面白かったです。院内禁煙なのに喫煙者が平気で喫煙してるとことがこの時代)

 

ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫)

ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫)

 

 

 

ジェネラル・ルージュの凱旋(下) (宝島社文庫)

ジェネラル・ルージュの凱旋(下) (宝島社文庫)

 

 

映画版もドラマ版も見たけど自分の中ではドラマ版以外は面白かった。

ドラマ版は少々くどい。

 

でもそれぞれ主人公の印象も変わるし、オリジナルの登場人物や設定が面白い。

 

 

 

読書感想:ネコノヒー1

記念すべき最初の記事は

疲れ切ってる心にそっと寄り添ってくれたこちら

ネコノヒー 1

ネコノヒー 1

 
  •  キューライスさんのネコノヒー1

 

ちょっとぽっちゃり系の猫さんが、日々のあるあるを4コマで表現してくれる

「クスッ」っと笑えるものもあれば「なんだこりゃ?」と思うネタもある

どこからでも読めるし、頭が疲れてる時でもペラペラとめくって読める

今の私にピッタリな本だった。

 

猫さんの顔の表情が可愛くてグット・・・☆☆☆☆☆